こんにちわ😌
桜の花も散り、新芽が芽生え、暖かく心地よい季節になりましたね🌿
今日は、昨日Twitterでクイズもさせて頂いた血液製剤についてお話します💉
皆さんは、献血により頂いた血液が、どのように患者さんの元に届いているかご存知ですか?
実は献血者の皆さんから頂いた血液は、輸血用血液製剤となり、病気の治療や手術などで輸血を必要としている患者さんの元に届けられます!
血液製剤には、赤血球製剤・血漿製剤・血小板製剤・全血製剤があります。以前は採血されたままの血液「全血製剤」の輸血が主流でしたが、現在では、患者さんが特に必要とする成分だけを輸血する「成分輸血」が主流となっています。成分輸血は、患者にとって不必要な成分が輸血されないため、心臓や腎臓などの循環器の負担が軽減できます。
〈赤血球製剤〉
血液から血漿、白血球および血小板の大部分を取り除いたもので、採血後21日間使用することができます。出血や酸素欠乏のある場合に使用されます。
〈血漿製剤〉
出血の防止に必要な各種の凝固因子が含まれる血漿を血液から取り出したもので、品質を保つために採取後-20℃以下で凍結され、採血後1年間使用できます。血液凝固因子の欠乏による出血や出血傾向時に使用されます。
〈血小板製剤〉
血液の止血機能を持つ血小板を採取したもので、採血後4日間使用することができます。血小板の減少等で出血あるいは出血傾向の場合に使用されます。
〈全血製剤〉
血液に保存液を加えたもので、採血後21日間使用できます。成分輸血が主となった現在では、ほとんど使われていません。
以上のように、血漿製剤は1年間使用できますが、他の製剤は1ヶ月ももちません。そのため、多くの方々からの定期的な献血が必要になります!皆さんのご協力お待ちしています☺️💉